「頭寒足熱」の暖房でしたら床暖房がいちばんです。


電気を使う床暖房にはヒーター式とヒートポンプ式があります。


ヒーター式は床仕上げ材下の発熱材を電気によって発熱させて行う暖房で、ヒートポンプ式は大気中の熱を床パネルへ送り、暖房するものでたいへん経済的です。


床暖房は室温にムラがなく、底冷え感がなくて、お年寄りや子供にとって、安全、清潔で健康的な暖房といえます。


自動運転プログラムも用意されており、床面を快適な温度に設定したり、タイマーによる時間指定もできます。


また、オシャレに気を使う方は、照明のかくれん棒がおすすめです。


「文五捕物絵図」

現代的な感覚で、時代劇の概念を新しくしようと、人間ドラマにするか、仕掛けの鮮やかさを見せるか等々、ワンポイントにしぼって劇化しました。


松本清張・原作を丁寧に使ったものが20本、原作からヒントを得て作ったものが35本、あとの残りの20本ほどは当時の新聞を読んで話題になった事件から選んだ。


そのため、倉本、杉山両氏のほか、須藤出穂・岡田光治、佐条守氏などの脚本家が活躍しました。


「文五捕物絵図」はモノクロ最後の単発形式の長編連続ドラマであり、グループをレギュラーにして集団の力でひきつけ、もっとも現代感覚を大切にした時代劇だったといえます。

「文五捕物絵図」

当時はミニスカート全盛時代で、彼女は時代劇のけいこにスラリと長い足を出し、スタッフを悩ませました。


この2人のほかのレギュラーに、東野英治郎、岸田今日子、露口茂、中村竹弥、東京ぼん太などのベテランが配され、さらに毎回大ものゲストが出演、演技陣を固めました。


和田氏は脚本の倉本聡氏と組んで16本、全部で25本を演出したが、ヒットした要因を次の四つとしています。


「新人を起用し、ワキの達者な俳優で助けたこと、1時間ドラマが少ないときに1時間たっぷり放送するか、前後編合わせると2時間ものにしたこと、倉本.和田、杉山義法.安江と、脚本家と演出家がコンビを作ったこと、天地茂、山田五十鈴、奈良岡朋子、大矢市次郎などのゲストが毎回出演したこと」


ゲストが生きたのは、毎回、捕まえる側のレギュラーの話ではなく、被害者側の話を中心にしたからであり、犯人の側の人間のリアリティーを追求しました。


そして時代を超えた人間と社会とのかかわりあいを見詰めました。

「文五捕物絵図」

和田氏が作曲家の富田氏に「真夏に若者がはちきれるようにはねまわっている感じの曲にして欲しい」と注文、それがあのダイナミックな生き生きとした曲になりこの連続ドラマのイメージを決定するようになりました。


流し眼で女性ファンを悩殺していた杉良太郎は、当時まだ無名、文五の主役が幸運にも舞い込んできました。


最初は竹脇無我で交渉したが松竹が断り、栗塚旭が決まり、杉は大工の三次のはずだでした。


ところが、栗塚のスケジュールが合わず、急にヒーロー役が飛び込んだのです。


そして1年半の問、N、HKで先輩の俳優と取り組み、スターの地位をものにしました。


杉のほかに新人は奈美悦子でした。

「文五捕物絵図」

「現代的なテーマや素材に真っ向から取り組み、現代に切り込むのが難しかったときなので、時代劇のコスチュームを借り、現代ものを時代劇に移し変えた」と、当時制作デスクをも担当した沼野芳脩ディレクターは語っていました。


また、沼野氏は「区分地図である江戸切絵図を写真屋に頼んで拡大して持ち込み、岡っ引きが駆けずり回るという想定にしたので、"文五捕物"に"絵図"を付けたタイトルにした」とその由来を明らかにした。


演出は"芸術祭男"といわれた和田勉氏のほか、故安江泰雅氏が中心で出発、斉藤暁、沼野、村上慧の三氏が加わりました。

「文五捕物絵図」

ふろ屋の裸シーンが出る現在放送中のテレビ朝日「文吾捕物帳」と、昭和42年4月7日から43年10月11日まで76回NHKで放送した「文五捕物絵図」は一見似たように見えるが、その番組内容はまるで違っています。


松本清張・原作の「文吾捕物帳」を素材にしたドラマという点は同じだが、NHKのほうは、江戸時代の天保年間神田明神下で起こった話にするという設定だけを原作に借り、清張作品の現代もの全作品の内容を時代ものにおきかえて社会派ドラマを作ろうとしました。


「張り込み」をもとにして、「武州糸くり唄」を制作したようなものです。

「銭形平次」

平次役は女性ファンの多い大川橋蔵。


橋蔵ファンの女性は結婚して家庭に入った人が多数いるので、ピタリと読んだ。


だが東映に断られ、2年目に本人に直接交渉して、2回目でOKが出た。


400話余りの原作はとうに消化、オリジナルものだけになったが、ホームドラマの要素を持った時代劇という狙いは同じ。


橋蔵・平次は勤勉実直、女房のしりにしかれる甘い亭主だが、事件が起きると大活躍、投げ銭は一発必中、さっそうと解決する。


これがロングヒットの主な原因なのだろうと言われています。

「銭形平次」

この番組の生みの親であり、しかも現在も育ての親を続けているフジテレビの高橋久仁男プロデューサーは次のように語ったそうです。


「"女性に時代劇を見せられないか"という発想が、この番組を生む発端となった。


昭和40年夏、ナイターが流れて雨傘番組として長谷川一夫の『銭形平次』が放映されました。


『三匹の侍』などの男っぽい時代劇とまったく正反対であり、血なまぐささがなく、女房までいる。


しかも捕物帳のなかで、女房の名前が出てくるのはこれひとつ。


原作をおさえねばと思って、著作権を持っている胡堂さんの奥さまを訪ねた」ところが、未亡人の野村はなさんは芸能界に不信感を持っていて気乗りがせず、訪問を重ねているうち、「お静のモデルは私だ」と打ちとけ、1年間の原作料を前払いして、やっと原作をものにしました。

「銭形平次」

その香山は「6、7年ほど前までは一生懸命お前さんに尽くすという感じで芝居をしてましたが、このごろは振りも自然に出て、本当の夫婦のようなコミュニケーションができるから不思議なんです。


"昼間の夫婦"なんでしょうね」と、笑いながら語っていました。


八五郎役は佐々十郎が1年で、あとは林家珍平が17年、万七役も藤尾純が1年で、遠藤太津朗がそれ以降ずうっと、清吉役は池信一が15年間演じ続け、16年目からは有光豊に変った。


そのほかのレギユラー出演者は市毛良枝、桂木文、森次晃嗣京本政樹などでした。

「銭形平次」

橋蔵は「銭形平次」についてこう語ったそうです。


「平次をやる2年ぐらい前からテレビに出たいと大川博東映社長に嘆願していたが、許可してくれなかった。


そこへ、長谷川一夫さんの代表作『銭形平次』をやらないかという話がきて、とんとんと出る運びとなった。


第1回から当たり、"橋蔵さん"というより"親分"と呼ばれることが多くなり、3年目のときに、俳優としてほかの役をこなすのに困るのではないかと悩み、『考えさせて欲しい』と言った。


そのあと10年くらいはやってみたいと思ったが、それは不可能だと考えていました。


だが、それも超えてしまった。


7、8年前までは若過ぎたが、それ以降は長火鉢に座るのが合致し、意識しないで平次に自然になれるようになった」


野村胡堂の原作の人気、夜8時の時間帯とのマッチ、大川橋蔵のテレビ処女出演などがヒットした最大の理由であり、11年目には出演者が一堂に集まって再出発を誓うなど、つねにマンネリを打開し、考え方が甘くなるのを避けてきました。


大きく変えず、細く長く視聴者大衆と結びつくよう絶えず工夫してきました。


女房・お静役を最初の3年間、八千草薫がかわいらしく演じ、ミス日本の鈴木紀子が2代目で1年、5年目から香山美子がもう14年続演してきました。

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