「文五捕物絵図」
当時はミニスカート全盛時代で、彼女は時代劇のけいこにスラリと長い足を出し、スタッフを悩ませました。
この2人のほかのレギュラーに、東野英治郎、岸田今日子、露口茂、中村竹弥、東京ぼん太などのベテランが配され、さらに毎回大ものゲストが出演、演技陣を固めました。
和田氏は脚本の倉本聡氏と組んで16本、全部で25本を演出したが、ヒットした要因を次の四つとしています。
「新人を起用し、ワキの達者な俳優で助けたこと、1時間ドラマが少ないときに1時間たっぷり放送するか、前後編合わせると2時間ものにしたこと、倉本.和田、杉山義法.安江と、脚本家と演出家がコンビを作ったこと、天地茂、山田五十鈴、奈良岡朋子、大矢市次郎などのゲストが毎回出演したこと」
ゲストが生きたのは、毎回、捕まえる側のレギュラーの話ではなく、被害者側の話を中心にしたからであり、犯人の側の人間のリアリティーを追求しました。
そして時代を超えた人間と社会とのかかわりあいを見詰めました。